ポスティングの費用相場は?1枚あたりの料金内訳を説明

ポスティングとは、チラシやパンフレットを各家庭の郵便受けに直接投入する宣伝方法です。ポスティングを活用した集客を検討中の方は、費用面が気になるところではないでしょうか。この記事では、ポスティングの1枚あたりの費用相場と、その内訳について詳しく解説します。ポスティング費用の基本構造や変動要因を理解することで、予算内で最大限の効果を得るための方策が見えてくるはずです。

 

ポスティング費用の基本構造

ポスティングを実施する際には、さまざまな費用が発生します。その費用構造について見ていきましょう。

ポスティング費用の内訳

ポスティング費用は「デザイン料金」「印刷料金」「配布料金」の3つの要素から構成されています。

ポスティングの基本単価は1枚あたり7円から12円が市場相場です。この単価は、上記の3つのコスト要素を合わせたものです。

デザイン料金の相場

ポスティング用のチラシをデザインする際の料金相場は、A4サイズの場合で2万円から6万円程度です。ただし、この料金は以下の要因で変動します。

仕様料金変動
フルカラー印刷より高額
単色印刷比較的安価
両面印刷デザイン料金が割高
片面印刷比較的安価

印刷料金の相場

チラシの印刷料金は、A4サイズのチラシを1万部印刷する場合、約2万円程度が相場です。以下の要因により料金が変動します。

要因内容料金への影響
印刷仕様カラー印刷
モノクロ印刷
両面印刷
片面印刷
より高額
比較的安価
割高
比較的安価
サイズ大きいサイズ
B4サイズ以上
料金上昇
折り作業が必要で追加コスト
印刷部数大量印刷効率化によりコストダウン

配布料金の相場

配布料金は、配布方式や地域によって大きく異なります。

配布方式による料金差

配布方式特徴単価
軒並み配布
(ローラー配布)
指定エリア内の全戸に配布
大量配布での効率的な展開が可能
1枚あたり2円から6円程度
条件付き配布
(セグメント配布)
特定条件で選別して配布
選別作業が必要なため割高
1枚あたり6円から10円程度

地域による料金変動

地域配布条件料金傾向
都市部人口密度が高く、建物間の距離が近い比較的安価
地方部人口密度が低く、建物間の距離が離れている割高
集合住宅配布効率が良い単価が安い
戸建て配布に時間がかかる単価が高い

配布規模による料金変動

世帯数が多いほど単価は減少します。これは以下の要因によります。

  • 一括依頼による配布効率の向上
  • 大規模配布ほどスケールメリットが働く

ポスティング費用を抑えるためのポイント

ポスティングは効果的な販促手段ですが、コストが気になるところです。ここでは、ポスティング費用を抑えるためのポイントを解説します。

チラシのサイズと印刷仕様の最適化

チラシのサイズと印刷仕様も、ポスティング費用に大きく影響します。一般的に、チラシのサイズが大きいほど単価は上昇します。特にB4サイズを超えるチラシは、折り作業が必要となるため、追加のコストがかかります。

印刷仕様も重要な要素です。モノクロ印刷よりもカラー印刷の方が費用は高くなりますが、訴求力は格段に上がります。片面印刷と両面印刷でも費用が異なります。予算と目的に合わせて、最適なサイズと印刷仕様を選びましょう。

配布枚数の適正化

ポスティングの配布枚数も、費用に直結する要素です。配布枚数が増えれば、それだけ人員も増やす必要があり、作業時間も長くなるため、人件費がかさみます。

ただし、ある程度まとまった枚数を配布する方が、単価は下がる傾向にあります。多く印刷すればするほど、単価が下がるためです。費用対効果を考えて、適正な配布枚数を設定することが重要なポイントと言えるでしょう。

複数業者の見積もり比較

ポスティング費用を抑えるには、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが欠かせません。業者によって価格設定や、得意とするエリアが異なるためです。

見積もりを取る際は、配布方式や条件、実績などもしっかりとチェックしましょう。単に価格が安いだけでなく、信頼できる業者を選ぶことが、費用対効果の高いポスティングにつながります。

以上が、ポスティング費用を抑えるための主なポイントです。これらを踏まえて最適な方法を選定していきましょう。

ポスティング費用の相場事例

ポスティングを検討する際、費用の相場を知ることは非常に重要です。ここでは、ポスティング費用の具体例を、サイズや印刷の仕様別に見ていきましょう。

A4サイズ・フルカラー・両面印刷の場合

A4サイズのチラシをフルカラー・両面印刷で作成し、ポスティングを行う場合、1枚あたりの費用は通常10円から15円程度が相場です。この内訳は、印刷費用が約3円から5円、配布費用が7円から10円となっています。

ただし、この価格はあくまで目安であり、デザイン料金や配布地域、配布枚数などの要因によって変動することにご留意ください。例えば、都市部では配布費用が若干安くなる一方、地方部では割高になる傾向があります。

A4サイズ・モノクロ・片面印刷の場合

コスト削減のために、A4サイズのチラシをモノクロ・片面印刷で作成する場合、1枚あたりの費用は7円から12円程度に抑えることが可能です。内訳は、印刷費用が1円から2円、配布費用が6円から10円が一般的です。

モノクロ印刷は、フルカラー印刷と比べて印刷費用を大幅に抑えられるメリットがあります。ただし、デザインの工夫が必要となるため、デザイン料金が割高になることもあります。

B5サイズ・フルカラー・片面印刷の場合

B5サイズのチラシをフルカラー・片面印刷で作成し、ポスティングを行う場合、1枚あたりの費用は8円から13円程度となります。内訳は、印刷費用が2円から3円、配布費用が6円から10円が相場です。

B5サイズは掲載する情報量がA4と比較して限られるため、伝えたい内容を効果的に盛り込む工夫が求められます。

都市部と地方の費用比較

ポスティング費用は、配布地域によって大きく異なります。一般的に、都市部の方が地方よりも費用が安くなる傾向があります。これは、都市部の方が人口密度が高く、建物間の距離が近いため、配布作業の効率が良いことが理由です。

例えば、東京都心部でのポスティング費用は、1枚あたり5円から8円程度ですが、地方の小都市では10円から15円程度となることがあります。ただし、これはあくまで一般的な傾向であり、地域ごとの事情により異なる場合もあります。

以上、ポスティング費用の相場事例を見てきましたが、実際の費用は、チラシの仕様や配布地域、配布枚数など、さまざまな要因によって変動します。効果的なポスティングを行うためには、これらの要因を考慮しつつ、費用対効果を見極めることが重要です。

まとめ

ポスティングの費用は「デザイン料金」「印刷料金」「配布料金」の3つの要素から構成されています。市場相場では、1枚あたりの基本単価は7円から12円程度となっており、この単価にはこれらの3つのコスト要素が含まれています。

各コスト要素には、さまざまな変動要因が存在します。デザイン料金は色数や印刷面によって、印刷料金は印刷色、サイズ、印刷面、印刷部数などによって変動します。配布料金は、配布方式、エリアの特性、建物のタイプ、配布規模などによって変わります。

ポスティング費用全体では、配布料金が最も大きな部分を占めており、人件費が主要な変動要因となっています。したがって、ポスティング費用を抑えるためには、配布エリアの選定、チラシのサイズと印刷仕様の最適化、配布枚数の適正化、複数業者の見積もり比較が重要なポイントとなります。

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